トラウトロッドの中でも、ミノーの使用に特化したロッドをミノーイングロッドと呼びます。
特に、トラウト専用のミノーイングロッドには、一般的に使われることの多い「スプーン」や「クランク」などのトラウトロッドとは明確な違いがあります。
水の抵抗も大きいミノーをトゥイッチやジャークさせながら、自在に動かすロッドは限られてくるからです。
ミノーイングには、しっかりとしたバットパワーを持った、チューブラーモデルでハリのあるロッドが必要です。
源流の大型トラウトを狙うときにも、ミノーイングはとても有効なため、パワーのあるロッドが適しています。
ミノーイングロッドの選び方
エリアトラウトでの使用の場合、5.6ft〜6.6ft程度の長さのロッドが一番良く使われます。
あまり長すぎると、ロッドアクションをつけるのが難しくなるので、手返し良く使えてアクションを付けやすい長さのものが適しています。
また、パワーはライトパワー以上が必要で、ミディアムくらいまでのクラスのものが使いやすいと思います。
ロッドの調子は、バットパワーがありながらも、魚を弾かないしなやかさを持ったレギュラーテーパーのものがオススメです。
ミノーイングに最適なスペック
- 長さは5.5ft~6.6ft程度
- パワーはL~MLくらい
- しなやかなレギュラーテーパー
ミノーイングロッドの使用場面
ミノーイングが特に有効なのが、渓流域でのストリームエリアでの釣りです。
小型のスプーンやクランクには反応しない大型の魚も、ミノーを使い積極的にアクションを付けて誘っていくと、リアクションバイトしてくることがとても多いです。
フローティングからシンキングまで、レンジを替えながらルアーを自在に操るためにも、操作性のいいミノーイングロッドが必要になってきます。
スプーンなどを中心に使う管理釣場とは違い、渓流域では流れを利用してルアーを操作していきます。
2023年にオススメのミノーイングロッド
カーディフNX S54UL
ベリーからバッドにかけてハリを持たせたネイティブ専用のトラウトロッド。
ファストテーパーアクションに仕上げられており、ミノーやクランク系のルアー操作を軽快に行うことが可能です。
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シマノの最新技術を搭載しながら、2万5000円前後で購入することができます。
ひとことで言うと、非常にコストパフォーマンスに優れたアイテムです。
カワセミラプソディC411UL
バルサミノーからスピナーを使用した、巻きの釣りを快適にこなす設計を施したトラウトロッド。
程よい柔軟性を持たせてあるので、浅いフッキングもバラしにくいのが特徴です。
極端に短い4ftレングスで、ブッシュなど周りの障害物に左右されないキャスティングが可能。
キャストできるルアー重量はMAX5gとなっており、軽量なルアーを使いこなして、繊細なアプローチすることができます。
Beamsエクスパン7.10LHTS
携帯性に優れた振り出しタイプのルアーロッド。
収納時の長さが58cmと非常に小さいので、飛行機の機内に持ち込むことも可能です。
トップガイドの根元がセカンドガイドのフレーム内に収まるので、トップ折れの事故を防いでくれます。
また、ハードカバーが標準装備されており、安心して持ち歩くことができます。
値段で選ぶ激安ミノーイングロッド
トラパラTXSシリーズは、9000円以下という驚くべき価格設定。
渓流~源流域を狙うネイティブモデルでは、このシリーズ以上に安いものを探すのは至難です。
その中でも「502UL」は、5ft(約150cm)のショートレングスモデル。
取りまわしに優れており、ブッシュや障害物の多い渓流域や源流域において、テンポよく探っていくことができます。
ミノーイングロッドまとめ
トラウトのミノーイングゲームは、シンプルな釣りでありながら、とても奥が深い楽しい釣りです。
様々な魅力にあふれるこの釣りを一緒に楽しんでみませんか?
まずはお気に入りのロッドと、最低限必要な道具を用意されて、ぜひフィールドへ出かけてみてください。