アユイング

NEWゲーム到来【アユイング】ルアーで狙うキャスティング鮎の始め方

アユイング

鮎を泳がせてアユを釣る『アユの友釣り』は、コアな釣りファンを唸らせる伝統釣法。

しかしながら、本格的なロッドを買おうとすると、20〜30万円はする敷居の高い釣りでした。

 

そんな常識を覆すのが、アユのキャスティングゲーム。

ライトソルトロッドトラウトロッドを代用して、軽量ルアーをキャスティングして釣っていく方法です。

 

従来のアユ釣りでは考えられないほど、低コストでアユを釣ることができます。

まだまだ未開の釣りジャンルで、専用の道具が出回っていないのも事実。

しかしながら、アユ釣りのハードルはガクッと下がりました。

[chat face="cropped-トラウトマニア(アイコン).png" name="トラマニちゃん" align="left" border="green" bg="none"] アユ釣りは、基本的に漁協券が必要な釣りなので、あらかじめ購入しておきましょう![/chat]

鮎の闘争本能を引き出す

[jin-iconbox15]アユが底石に生えた苔を食べているのをご存じでしょうか?[/jin-iconbox15]

アユのルアー釣りは、コロガシ釣りのように、針を掛けにいく釣りではありません。

良質な苔を独占したいアユは、非常に強い縄張り意識を持つようになり、近づいてきたアユを攻撃。

その習性を利用して、ルアーを侵入させ、近づいてきたアユを掛けていくのがアユイングです。

直接ルアーを食いに来るわけではなく、ナワバリを守る野アユの闘争本能を引き出す釣りなのです。

しかしながら、友釣の原理と変わりなく、「追わせるゲーム性を見出すこと」がアユイングの本質。

むしろ、追わないアユは掛からないと心得た方がいいでしょう。

[chat face="cropped-トラウトマニア(アイコン).png" name="トラマニちゃん" align="left" border="green" bg="none"] アユイングについては、「PALMS」がこちらの動画で詳しく解説しています。[/chat]

アユイングの誘い方

「アユは石を釣れ!」とは友釣でよく言われる金言ですが、アユのルアー釣りでも基本は同じ。

アユの付いた石を狙い撃ちするのが大事で、アユの性質を理解しなくては釣れません。

アユが食む石色を、川の流れや川底の形状を見極めるのが大切です。

 

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キラキラ食んでいるアユが見えれば、そこにルアーを運ぶだけ!

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アユイングでは、川の上流側からルアーを入れていくのがセオリー。

アユの付いた石を、ルアーで舐めるようにノックさせていきます。

[jin-iconbox07]普段のルアーフィッシングとは異なり、速巻きをする必要はありません。超デッドスローなリーリングや、ミノーを沈めてドリフトさせるのが基本動作。ルアーを川の流れに馴染ませるのが、スタンダードな誘いになります。[/jin-iconbox07]

早アワセは厳禁

アタリがあったもすぐに合わせず、竿先がしっかり絞りこまれたら軽く合わせるだけでOKです。

アユの掛かり所を確認しながら、ゆっくりと引き寄せランディングしましょう。

 

[chat face="cropped-トラウトマニア(アイコン).png" name="トラマニちゃん" align="left" border="green" bg="none"] まずはハリ先が鈍くなっていないかチェック。掛け針が1本でも甘いようであれば、すぐに交換することをオススメするよ![/chat]

 

それでもバレるようなら、ヒットしたときにアワセを入れます。

アワセといっても竿を煽るのではなく、重みが乗ったら竿を寝かしたままテンションを掛けてあげる程度。

また、シーズン終盤になるとアユの皮が硬くなるので、その時は小さく竿を煽るのが効果的。

掛け針が頭の方に掛かる場合はハリスが短い場合が多いので、ハリスを長めにとると背掛かりになりやすいです。

アユイングではシーズンやその場の状況に応じて、アレンジしていくと釣果に繋がりやすくなります。

どんな場所がポイント?

友釣ちの生きたオトリアユとは違い、自力では泳がないルアーを使用するので、必然的に流れのある場所がポイントとなります。

流芯はルアーを泳がせるのに適していて、活性の高いアユが付いている可能性も高い。

他の釣りを経験していると、どうしても流れの脇を狙いがちですが、流芯ど真ん中にこそ良型が潜んでいます。

また、アユイングでは根掛かり必須の釣りになります。

根掛かりをしたら、ムリに外そうとはせず、ラインを緩めて川の流れで外しましょう。

[jin-iconbox01]強い流れの中で直接ハズすのは危険です。専用の根掛かりハズしなどで外しましょう。[/jin-iconbox01]

アユイングで使用するロッド

アユは警戒心の強い魚なので、8〜9ft前後の長めのロッドがおすすめ。

現在のところ、アユゲーム専用のキャスティングロッドはダイワやPALMS(パームス)から販売されています。

[jin-iconbox07]コンパクトなメバリングロッドや、強めのエリアトラウトロッドでも代用できます。[/jin-iconbox07]

正確なキャスティング力が要求されるので、自分自身の使いやすいロッドを使用するのがベストでしょう。

【おすすめのアユイング専用ロッドはこちら(リンク)】

アユイングで使用するリール

1500〜2000番くらいの、小型スピニングリールを使用しましょう。

巻きで誘う釣りではありませんので、ハイギアのリールを使うメリットはありません。

巻き上げパワーに優れた、ノーマルギアがパワーギアがおすすめです。

【おすすめのエリアトラウトリールはこちら(リンク)】

アユイングで使用するルアー

アユに見立てた専用ルアーを使用しましょう。

現在、キャスティング鮎ゲームを開拓しているのが、『ダイワ』と『Palms』というメーカーです。

特におすすめなのが、Palmsから販売されている『エスケード』というシリーズ。

水噛みが良く、引き抵抗を低減するリップが搭載。

浅瀬の中でも立ち回りよく泳ぐ、フローティングミノーです。

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