アユをルアーで狙うこの釣りは、コツさえわかればタックルも手軽で、誰でも明日から始められます。
ただし、アユのルアー釣りはまだまだ発展途上のため、釣行前に必ず予定している川のレギュレーション(遊漁規則)を確認しましょう。
【注意】遊漁規則を必ず確認!
- ルアーの使用が許可されているか
- リールの使用が許可されているか
- ハリスの長さは何cmまでか
- ハリスの本数は何本までか
また、遊漁券は必ずアユが含まれたものを買うこと。
トラブルが多発してしまうと、アユのルアー釣りそのものが禁止となる可能性もあります。
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この記事の著者運営者情報
2019年12月に「トラウトマニア」を開設し、主にトラウト&アジング製品のインプレ記事を投稿。 月間3~4万PV程のサイト運営を細々続けています。 ジギング製品の姉妹サイトはこちらから入れます。 プロ ...
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鮎の闘争本能を引き出す
アユのルアー釣りは、コロガシ釣りのように、針を掛けにいく釣りではありません。
良質な苔を独占したいアユは、非常に強い縄張り意識を持つようになり、近づいてきたアユを攻撃。
その習性を利用して、ルアーを侵入させ、近づいてきたアユを掛けていくのがアユイングです。
しかしながら、友釣の原理と変わりなく、「追わせるゲーム性を見出すこと」がアユイングの本質。
むしろ、追わないアユは掛からないと心得た方がいいでしょう。
アユイングの誘い方
「アユは石を釣れ!」とは友釣でよく言われる金言ですが、アユのルアー釣りでも基本は同じ。
アユの付いた石を狙い撃ちするのが大事で、アユの性質を理解しなくては釣れません。
アユが食む石色を、川の流れや川底の形状を見極めるのが大切です。
アユイングでは、川の上流側からルアーを入れていくのがセオリー。
アユの付いた石を、ルアーで舐めるようにノックさせていきます。
超デッドスローなリーリングや、ミノーを沈めてドリフトさせるのが基本動作になります。
早アワセは厳禁
アタリがあったもすぐに合わせず、竿先がしっかり絞りこまれたら、軽く合わせるだけでOKです。
アユの掛かり所を確認しながら、ゆっくりと引き寄せランディングしましょう。
掛け針が1本でも甘いようであれば、すぐに交換することをオススメします。
それでもバレるようなら、ヒットしたときにアワセを入れましょう。
アワセといっても竿を煽るのではなく、重みが乗ったら竿を寝かしたままテンションを掛けてあげる程度。
また、シーズン終盤になるとアユの皮が硬くなるので、その時は小さく竿を煽るのが効果的。
掛け針が頭の方に掛かる場合はハリスが短い場合が多いので、ハリスを長めにとると背掛かりになりやすいです。
アユイングではシーズンやその場の状況に応じて、アレンジしていくと釣果に繋がりやすくなります。
どんな場所がポイント?
友釣りの生きたオトリアユとは違い、自力では泳がないルアーを使用するので、必然的に流れのある場所がポイントとなります。
流芯はルアーを泳がせるのに適していて、活性の高いアユが付いている可能性も高い。
他の釣りを経験していると、どうしても流れの脇を狙いがちですが、流芯ど真ん中にこそ良型が潜んでいます。
また、アユイングでは根掛かり必須の釣りになります。
根掛かりをしたら、ムリに外そうとはせず、ラインを緩めて川の流れで外しましょう。
アユイングで使用するロッド
アユは警戒心の強い魚なので、8〜9ft前後の長めのロッドがおすすめ。
現在のところ、アユイング専用ロッドは「ダイワ」や「パームス」から販売されています。
アユイングでは、正確なキャスティング力が要求されるので、自分自身の使いやすいロッドを選択してください。
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アユイングで使用するリール
1500〜2000番くらいの、小型スピニングリールを使用します。
巻きで誘う釣りではありませんので、ハイギアのリールを使うメリットはありません。
巻き上げパワーに優れた、ノーマルギアがパワーギアがおすすめです。
アユイングで使用するルアー
アユに見立てた、アユイング専用ルアーを使用しましょう。
現在、キャスティング鮎ゲームを開拓しているのが、「ダイワ」と「パームス」になります。
特にオススメなのが、パームスから販売されている「エスケード」というシリーズ。
水噛みが良く、引き抵抗を低減するリップが搭載されています。
浅瀬の中でも立ち回りよく泳ぐ、フローティングミノーです。
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