フライフィッシングというと、何か難しい釣りなのではと感じる方もいると思います。
でも、フライフィッシングは、基本さえ押さえれば誰にでも出来て、様々な対象魚を狙える、とてもシンプルで楽しい釣りです。
そんなフライフィッシングで使用するいろいろな道具の中でも、最も重要なロッドについて解説していきます。
フライロッド基礎知識
- フライリールのハンドル使い分け
- フライロッドのブランク素材
フライロッドの素材
フライフィッシングで使用されるロッドには、主に三種類の素材が使われています。
最もポピュラーなカーボングラファイト製の「カーボンロッド」。
しなやかでトルクフルなグラスファイバー製の「グラスロッド」、趣味性が高い竹製の「バンブーロッド」があります。
その中でもカーボンロッドとグラスロッドがよく選ばれています。
グラスファイバー
数十年前まではメインの素材でしたが、カーボンロッドが主流になってからは、その独特のしなやかなフィーリングを楽しむためのロッドとして、今でもとても人気のある素材です。
比較的短めのロッドで使用されることが多く、バンブーロッドにも似たパラボリックなアクションが癖になるロッドです。
カーボングラファイト
現代のフライロッドで使われるメインの素材で、あらゆる長さ、番手、アクションが選べます。
初心者の方の始めの一本にはカーボンロッドをおすすめします。
軽さや強さ、はりのあるしなやかさなど、フライロッドに必要な性能をすべて備えた、あらゆる人にすすめられるロッドです。
長さの選び方
一般的なトラウトを狙う場合に、よく使われるロッドの長さは7フィート~9フィートほどです。
また、狭い渓流などでは短めのロッドが、また、中・本流域の河川や湖、管理釣り場などでは長めのロッドが使われます。
最初の一本にはオールマイティーに使える8フィートくらいの長さがおすすめです。
さらに、ダブルハンドロッドでは11フィート~15フィートくらいの長さのものがよく使われます。
番手の選び方
フライロッドでは、使用するラインの太さに合わせてロッドの番手が決まっています。
一般的なトラウトを狙う釣りでは、狭い渓流では2~4番、中・本流域や湖、管理釣り場などでは4~8番くらいのロッドが使われることが多いです。
入門者の方には、様々なフィールドで幅広く使える4番のロッドから始められることをおすすめします。
また、ダブルハンドでも3~10番くらいと、幅広い番手のロッドが使われています。
アクション(竿調子)の選び方
フィールドや対象魚、キャスティングなどによって違いはあります。
が、一般的には低番手のロッドは柔らかめ、高番手のロッドは硬めのものが好まれる傾向にあります。
その中でも、ファストアクション寄りから、スローアクションのものまで幅広くあるので、自分のフィーリングに合ったものを探してみてください。
はじめは、ファストからミディアムアクションくらいのロッドが使いやすいと思います。
2023年にオススメのフライロッド
フライフィッシングはシンプルな釣りでありながら、とても奥が深い楽しい釣りです。
様々な魅力にあふれるこの釣りを一緒に楽しみませんか。
まずはお気に入りのロッドと、最低限必要な道具を用意されて、ぜひフィールドへ出かけてみてください。
Jスイッチ
ティムコから販売されている、初心者に大人気のスイッチロッド。
日本のフィールドにちょうどいい使い心地で、軽快に使用することができます。
10フィート3インチ・3番〜11フィート・6番までの4本がラインナップ。
通常のラインを使い、シングルハンドのロッドのような感覚で使うことができます。
- 全長:11.0ft
- 継数:4pc
- フォア:210mm
- リア:102mm
- ライン:#5
中流から本流をライト感覚で釣りたいときにオススメ。
インファンテ
ティムコのエントリー向けの定番フライロッド。
とてもリーズナブルな価格帯ながら、しっかりとした基本性能を持ち、入門者からベテランまで幅広くオススメできるベーシックなモデル。
ティムコのユーフレックスシリーズの中の、ベーシックモデルという位置付けなのが不思議なくらい。
しなやかでトルクフルなブランクの特性から、初心者の方だけではなく、ベテランにも愛用者が多いロッドです。
ベーシックマスター
フライフィッシング業界を、長年に渡って牽引してきた天龍。
フェイテス・ベーシックマスターは、その天龍のベストセラーモデルとなります。
源流や沢などに最適な7ft3番モデルから、9ft8番タイプまでの、全8モデルがラインナップ。
自然で心地良いアクションから、初心者の方から上級者まで、幅広く愛されているフライロッドです。